mi kama sona e toki ante. mi wile jo e nimi pi toki ante kepeken nimi pi mi toki.
taso, mi nimi wan jo ala e nimi ante wan.
mi wile sona ni. mi sona “Toki Pona”.
nimi pana e sona suli.jan ken ala pana wan pi toki ante wan.
人工言語toki pona(トキポナ)を学んでみました
人工言語といえばエスペラントが有名です。個人的な印象は、イタリア語のようなきれいな音節がまるで自然言語のようでした。トキポナも同じく人工言語ですが、文法と単語のシンプルさはエスペラント以上です。
ただ、トキポナの実用性は「高くない」と言わざるを得ません。実際、エスペラントの話者は数百万人ともいわれる一方でトキポナの話者は数千人いるかどうかのようです。なぜこんなマイナーな言語に興味を持ったのか。
それは、自分の中でちょっとした実験をやってみたかったからです。
赤ちゃんは動物を「ワンワン」、toki ponaは動物を「soweli」と呼ぶ
2歳か3歳くらいの子供が、どんな動物を見ても「ワンワン」と呼んでいるようなことを見たことがあるでしょうか。
toki ponaではsoweliです。やってることは同じです。
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新しい言語に接するとき、これが大事だと思っています。
「自分の言いたいことを翻訳するような思考をしない」ということです。toki ponaは否応なしにその世界にいざなってくれます。
外国語は”翻訳”をするとしんどい
私が友人たちとインドネシアに行った時の話です。
「ちょっとお茶でも」と店に入ってビールなりコーヒーなり飲んでいました。支払い段階になって。
「各自でバラバラで払おう」
「俺はクレジットカードで支払いたい」
色々なことを言い出しました。私たちの中で比較的英語が話せる人が頑張っていってくれました。
「(英語)
私たちは各自の注文をそれぞれで支払いたい。
そしてある人はキャッシュで、またある人はクレジットカードで。できますか?」
彼の英語の拙さか店員さんの英語力か、いずれにしても通じなかった。
そこで私がインドネシア語で言ってみることにしました。
といっても主語くらいしか知りません。
「(インドネシア語)
私、クレジットカード。彼、クレジットカード。彼もクレジットカード。
OK?」
「NO~」と返事がきました。
支払いが可能かどうかは別として言葉としては通じました。
実際、英語でいった内容と同じ意味のことを我ながらうまく伝えたと思いました。
子供が母国語を習得する時、当然ながら第一言語からの翻訳はできません。大人がその感覚を疑似体験することで、”翻訳”ではない言語習得が可能になると思います。
言語は一対一対応していない
例えば日本語は雨に関する語彙が豊富です。霧雨、豪雨、小雨、狐の嫁入り、五月雨etc.
toki ponaでは全て telo li tawa lon。
雨でも雪でも、水が降っているならすべて同じ。
細かい解釈は受け手次第という点でSNSのスタンプのようなおもしろさを感じます。また、逆にそこにプリミティブな言語そのもののような要素も感じます。人類が言語を使い始めたころはこういう意思疎通の感覚だったのかな、という。
他の言語を習得する時、つい知っている言語に一対一で対応した表現を探してしまいます。
しかし実際には、言語同士は一対一で対応するものではありません。それを実感してみるためにtoki ponaという人工言語を学んでみました。
単語数が140ほどしかないため一つの単語が持つ意味が広く、頭で考えた日本語と一対一で変換はできません。
このマーカー部をtoki ponaにしてみたのが冒頭の文章です。辞書やオンライン翻訳も使いつつ自分なりに訳してみましたが、トキポナ初学者のためこれは正しいとは限りません(ごめんなさい笑)。
それにしてもあるもんですね、オンライン翻訳。


