パソコンのCドライブとは?なぜC?
結論から言ってしまうと、AドライブとBドライブがあり、その次に登場したのでCドライブというわけです。以下、その経緯を解説します。
AとBの次だからCドライブ
結論から言ってしまえば、これにつきます。「AとBの次だからCドライブ」
ハードディスクやSSDが登場する遥か前、80年代のコンピュータはマイコンと呼ばれていました。そしてその記憶媒体はカセットテープが主流でした。その後、カセットテープより遥かに高速な記憶媒体が登場しました。フロッピーディスクです。
あの有名な(?)フロッピーディスクはAドライブ
そのフロッピーに、コンピュータを動かすOSと、OS以外のデータを保存することにしました。OSを入れたフロッピーをAドライブ、データ保存用のフロッピーをBドライブと呼びました。
そしてフロッピーよりも高速で大容量なハードディスクの金額が下がってきました。そのハードディスクを搭載し、Cドライブと呼ぶようになったわけです。
USBメモリなどを指すとEドライブやFドライブになる
その後CDドライブやDVDドライブが登場すると今度はDドライブが登場しました。
そしてUSBメモリの登場でEドライブ、Fドライブ、などと次の名前が付けられていきます。
Cドライブがなくてもパソコンは起動できる
ハードディスクやSSDは補助記憶装置 なくても起動できる
この経緯から分かると思いますが、Aドライブ、Bドライブなどと名付けられたものたちは全てOSをロードするための”補助”記憶装置です。
AドライブのFDDから読み込んでも、CドライブのHDDからでも、DドライブのCDから、EドライブのUSBメモリなどなど、どこから読み込んでも良いわけです。一度ロードできたら補助記憶装置は無くてもパソコンは動きます。
メモリは主記憶装置 これがないと起動はできない
メモリにロードしたプログラムを実行するという仕組み上、メモリなしにはプログラムをロードできず動きません。
パソコンを自作したことがある人は一度くらい経験があるのではないでしょうか。メモリがちゃんと挿さっていないと起動できないのはそのためです。
BIOSで起動順位を変更できる
Windows95から98くらいの時代には、フロッピーを入れたままシャットダウンし、次回起動しようとしたら「システムが見つかりません」的なメッセージを吐いて起動しない、というのもよくありました。
まとめ
AドライブとBドライブがあり、その次に登場したのでCドライブ
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