Buffaloの無線ルーター WSR-5400XE6を買いました。
オンライン会議のために今更ながら光回線の1Gbpsに切り替えたものの、思ったほど速度が上がらなかったことと、現在のルーターは6,7年ほど経過して古い暗号規格(WPA2)しか対応していなかった点からです。
Wi-Fi 6E対応のトライバンド
今回ルーターのスペックを選ぶにあたってフラッグシップではないものの、そこそこのものにしました。WSR-5400XE6です。
とはいえWi-Fi 7はまだ自分には必要なし(対応しているスマホを誰も使っていない)ので、次の買い替え時に検討することにいSました。今回はWi-Fi 6Eです。
5GHz、2.4GHzの他に6GHzも使えるトライバンドです。
家の中の環境は一様ではありません。高速な通信、切れにくい通信を使い分けてくれることで、デュアルバンドよりも多くのデバイスを安定して接続できます。
WPA3対応機種
Wi-Fiの暗号化の規格のひとつであるWPA2は、2017年に公表された脆弱性によりセキュリティ規格として基盤が揺らいでいます。これ受けて登場した新たなセキュリティ規格が「WPA3」です。
2020年7月にはすべてのWi-Fi無線機器がWPA3をサポートすることが義務化されています。逆に、2020年よりも前に購入していた我が家のルーターは、これをサポートしていませんでした。
「自分を攻撃したって何にもメリットごないから攻撃なんてされないよ」という考えは危険です。攻撃者は踏み台にする相手が誰かなんて気にしていません。侵入やすいところから侵入し、踏み台にします。この場合、攻撃者としてあなたが疑われることになります。
「セキュリティってよく分からない」という人ほど、分からないなら尚のことセキュリティが高い方にしておいた方が安全です。
とはいえ、上記の流れから言って2017年以前のデバイスはWPA3には対応できていませんが、ルーター側がWPA2とWPA3を併用もできるので問題ありません。
設置結果
リビングの速度 下り419Mbps、上り355Mbps、Wi-Fi 448Mbps
設置後は速度が格段に高速になりました。
Beforeを調べておくのを忘れましたが、たぶん100数十Mbpsくらいだったと思います。
一番の要因はやはりWi-Fi 6Eの恩恵と思われます。

デフォルトのパスワードやSSIDは変更しておく
接続速度とは関係ない話ですが、設置した無線ルーターの管理ページのパスワードや接続SSIDは変更しているでしょうか?
機械に付属のシールに記載されている、あのパスワードです。
メーカーごとに管理画面のローカルIPアドレスは知られているので、デフォルトのまま使用するのはお勧めできません。
悪意ある人が侵入に使うにはうってつけの情報だからです。
おまけ(セキュリティ関連の予備知識)
おそらく情報セキュリティ関連の試験勉強をしたときに初めて知る人が多いと思います(私はそうでした)。セキュリティ関連は、個人責任に丸投げされている訳ではありません。
ついでに紹介しておきます。
NOTICE
総務省が、サイバー攻撃に悪用される危険性があるルーターやネットワークカメラなどのIoT機器を観測し、サイバー攻撃に悪用されることを未然に防ぐためにインターネットサービスプロバイダ(ISP)に通知してくれます。
「だから安心」と考えるよりも逆に、「悪意ある人からも観測可能」と考えたほうが良いでしょう。
工場出荷状態のパスワードは変更した方が良いのは、これのための第一歩です。
JPCERT CC
IPA(情報処理推進機構)と連携して脆弱性の報告受付や調整を行い、JVN(Japan Vulnerability Notes)というポータルサイトで情報を公開してくれています。
こちらはルーターやWebカメラというよりもソフトウェア的な意味での脆弱性ですがセキュリティ関連の予備知識として、ついでに紹介しておきます。
課題は二階の自分の部屋
何はともあれ高速になってめでたしめでたし、と思ったのもつかの間。
まだ課題はありました。
リビングはじめ一階のネットワーク環境は良いのですが、二階にある自分の部屋は相変わらずです。
- 一階のリビングからは物理的に距離も離れていて、壁などの遮蔽物も多い
- 土壁に囲まれていて電波が吸収されやすい
引き続き、下記の記事でこれを改善しようと思います。
具体的にはWi-Fiの中継器を設置します。
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