Windows 10のサポートが2025年10月14日で終了します。各種ソフトを最新にしていたら基本的に大きな問題はないと思いますが、業務で使用する環境の場合は最新にする訳にはいかない状況もあります。業務でよく使用されるソフトで、動作保証外になる情報を集めました。
Windows 10環境では動いていたPCが、11にアップグレードした途端に動かなくなるのはリスクが高いのでアップグレード前に注意しておくことが重要です。
Windows 11にアップグレードすると動作保証外になるソフト
Windows 11 + Adobe CS6では起動しなくなるかもしれない
DTP業界ではスタンダードのソフトであるPhotoshop、IllustratorなどのAdobe製品。そもそもCS6の動作保証はWindows 8までです。Windows 11 + Adobe CS6の組み合わせは最悪Windowsが起動しなくなるという情報もあります。Adobe CS6が現役で使われている実情も多いと思いますが、最新のCCへのアップグレードの検討が重要でしょう。
Windows 11 + Acrobat X
Adobe CS6の一つともいえるAcrobat X。これも結局のところCS6の動作保証外によるものですが、不安定になるという情報があります。AcrobatはPDFを参照するソフトなので、X Proでなくてはならない理由は少ないでしょう。X readerであればなおさら。Acrobat DCにするのが安全です。
Windows 11 + AutoCAD 2020
AutoCAD 2020およびそれ以前のバージョンの動作保証はWindows 10までです。Windows 11 にする前にAutoCADをアップグレードした方が安全でしょう。
Print screenで起動するキャプチャソフトがSnipping Toolに変更される
Print Screenを押した時に起動するキャプチャソフトが強制的にWindows標準のSnipping Toolに変更されます。アクセシビリティの「キーボードの設定」で変更できるので大きな問題はありませんが、お気に入りのソフトを使っている場合は最初に設定変更が必要なことだけ知っておく必要があります。
まとめ
Windows 10 から11にアップグレードをする前に、下記の組み合わせにならないよう、Windowsの前にソフトのアップグレードをすることが大事です。
- Windows 11 + Adobe CS6
- Windows 11 + Acrobat X
- Windows 11 + AutoCAD 2020
- Print screenで起動するキャプチャソフトがSnipping Toolに変更される
また上記では扱いませんでしたが、そもそもハードウェアが対応しているかどうかは Windows installation assistantで事前に検査をすることも大事です。
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