共有ファイルが読み取り専用になった時の対応

サーバにおいてあったエクセルなどの共有ファイルが、誰も開いてないのに使用中になってしまったときどうすれば良いのか。
「~$で始まるファイルの削除」で解消できなかったとき、こんな方法があります。
要は不要になったセッションが残ってしまっている話なので、強制的に切断してあげれば良い訳です。

~$で始まるファイルの削除で解消できなかった場合

まずは、~$で始まるファイルの削除をするという方法があります。
詳しくは「~$で始まるファイル, 読み取り専用」などで検索してみてください。以下では、それで解消できなかった時にどうすればよいのかを紹介します。

まずは他の誰も確実に使用していないことを再度確認してください。
確認出来たら、CMDを管理者モードで開く。DOSで操作をします。

対象のサーバをローカルにマッピングする。例えば今回はNドライブとする。

net use n: \\[サーバ名]\[フォルダへのパス]

カレントディレクトリをNに移動する。

n:

一時的に使うフォルダを作る。例えばtmpフォルダとする。

mkdir tmp

一時的にtmpフォルダにmoveさせる。

move [対象のファイル] tmp

これで正常に開くようになったら、ファイルをもとの位置に戻し、後片付けです。
具体的には、tmpフォルダの削除とNドライブのマッピングを解除です。

move tmp\[対象のファイル] ..
rmdir tmp
net use n: /delete

ファイルを開いているセッションが残っている状態なので、強制的に一旦移動させることでセッションを切断しています。その後、もとの場所にファイルを再度移動させているわけです。